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わたしたちの主張
平成25年1月15日

 新しい日本の幕開け

 皆様新年明けましておめでとうございます。
  昨年1年間の協会活動にご協力いただきまして、誠にありがとうございました。 私たち協会役員でさえも署名活動が多すぎるのではないかと考えておりますので、皆様方には「またまた保険医協会の署名活動か」と、何回となく多少不愉快な思いをさせてしまっているのではないかと申し訳なく思っております。しかし患者さん、そして、われわれ医療従事者の声を国政の場に届ける活動の重要な手段でありますことをぜひご理解いただき、署名活動以外にも積極的にご協力いただきたいと願っております。
  さて昨年1年間を振り返りますと、ただただ民主党政権にあきれてしまった1年でありました。初めての政権担当に、リーマンショック、東日本大震災と不遇が続いたものの、マニフェストを置き去りにして、マニフェストにない消費税の増税とTPP参加交渉を唐突に持ちだしたのでは、とてもとても国民から信を得られるはずもなく、選挙に打って出たところで結果は見えていたはずであります。このようなことを続けていたのでは、民主党が次に政権を担う機会は二度とないであろうと思います。
  小選挙区制の成せる技でありましょうか、自民党の圧勝で終わった衆議院選挙でありましたが、かつての自民党時代の政権運営とどのように変わっていくのかが大変関心の深いところであります。民意に反すればどうなるのかは野党に転落して痛いほど実感したことと思いますし、さらには民主党の惨敗を反面教師にすることでしょうし、また参院選が控えていることでもありますから、決して従前の自民党に戻ることはないものと期待しておりますが、さてさて、どうなることでありましょうか。
  さて超少子高齢社会を迎え、医療・介護・年金・雇用・教育・保育などなど、社会保障関係の分野ではますますその重要性が増加することは間違いありませんが、一方では深刻な1000兆円にも達せんとする負債問題が存在しています。 一刻も早いデフレからの脱却と経済成長、再生可能エネルギーの技術促進を政権与党にぜひ期待したいものであります。安心安全で、希望と夢の持てる世界に誇れる日本を創造していただきたい。これが、ただ私の初夢で終わらないことを願っております。
  本年も協会活動にご協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。

  会長 藤戸 好典 

 

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