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わたしたちの主張
令和6年7月15日
『「バレタカ!」を「バカタレ!」で』

▼ひと昔前までは「壁に耳あり 障子に目あり」と微笑ましかったが、今やコンピュータ機器の凄まじい発展で私たちの周りには〝現代文明の耳と目〟が溢れています。 宇宙からさえも地球の隅々まで監視されています。各機種が用途別に多方面で使われ犯罪防止・証拠保全に役立っています。他方、高性能・高画質・大容量・極小化の結果、スパイもどきの機器までが登場し、盗撮・盗聴・カンニングの道具になり、正に〝諸刃の剣〟です。しかし悪事・違反・ウソ・失態・失言・暴言はすぐにバレる時代になりました。そこで平和時の和歌一首

「世の中に絶えて監視のなかりせば ヒトの心はのどけからまし」

▼ところが国家の悪事・秘密がバレたら国家権力で隠蔽し、握りつぶします。強権国家は監禁・殺人も厭いません。怖さと慣りと無力さを覚えます。
 民主主義国家の日本でも元首相がらみの秘密がバレて今でも引きずっているものもあります。「クロと分かったら首相も議員も辞める」と大見得切って開き直り、結果は周りの忖度やウソが功を奏して?平然と握りつぶされウヤムヤに、国民の心はモヤモヤに。写真や音声を証拠に出されても〝子どもでも分かるウソ〟で乗り切る厚顔さに、首相たる者はこうでもないと、と逆に妙な納得もしましたが…

〜「バレタカ!」では済まされないこと〜

*森友学園問題:元首相が妻の友人の建てる学校にこっそり、国有地をお友達価格で払い下げた。
コメント:籠池夫妻、〝夢の小学校を建設〟から梯子を外されて悪夢の刑務所へ

*加計学園問題:元首相が獣医学部新設という友人の希望を叶えてやろうと国家戦略特別区域の土地取得・新設認可に便宜を図った。
コメント:今春、1期生卒業の国家試験の面倒まで見られず無念

*桜を見る会問題:元首相が元々招待者は国に功労・功績のあった人のはずだが、妻や自民党議員の親友も招待し予算の3倍に、支持者招待ならば公職選挙法違反に
コメント:桜を見る会にサクラも呼んで予算オーバー、選挙法フライング

*旧統一教会問題:元首相の祖父の代からの蜜月で、選挙協力のためにと問題の多い宗教団体と手を組んだ。
コメント:仲良くしていた教会に殺されたのも同然。

*パーティー券収入のキックバック問題:元首相の派閥が主となりパーティー券のノルマ分以上は党より還流してもらい裏金としてこっそりと懐に。
コメント:税務署も動こうとしない脱税。
元警視総監で自身も参議院議員を2期務めた秦野章氏曰く「政治家に古典道徳の正直や清潔などという徳目を求めるのは、八百屋で魚をくれと言うのに等しい」と。
▼〝マイナカード・マイナ保険証〟など国策の迷走、国政の迷惑は結局、国民の迷路への迷入を導きます。せめて自分の耳と目で監視し、口で抗議をしましょう、「バカタレ!」と。
 「バレタカ!」を「バカタレ!」で諌められる日本はまだまだ平和な国の証でしょうか?
 (監事 上松 誠八郎)

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