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わたしたちの主張
令和2年1月15日
私見・国内10大事
 皆さま新年おめでとうございます。
 昨年は5月から平成が令和に改元されましたので、令和になってはじめての新年のあいさつということになります。昨年の一年間を振り返ってみて皆さまはどのように感じられたでしょうか。前年よりも少しでも多くの幸せを感じることができた年になりましたでしょうか。私にとって昨年印象に残った国内関係での出来事を10項目挙げてみるとこんなところでしょうか。①平成から令和への改元、②8%から10%への消費税増税、③大水害・風害の自然災害、④桜を見る会の問題、⑤沖縄首里城の焼失、⑥ラグビーワールドカップ、⑦京都アニメーション放火殺人事件、⑧吉野彰氏ノーベル化学賞受賞、⑨女子ゴルファーの大活躍、⑩官僚による不正統計・隠蔽・改ざん。
 ①改元 西暦645年の「大化」以来248回目の改元だそうです。天皇陛下の退位に伴う改元は憲政史上初であり、新天皇の即位前に新元号を決定し公表したのも歴史上初めてだそうです。もちろん起源は中国、前漢の時代紀元前140年ですが、清王朝消滅後元号は中国では使用されなくなり、日本だけに残されている制度であります。大化から令和までの248元号で使用されている漢字はわずかに72文字に過ぎず、最も多く使用されている漢字は「永」29回、次は「元」と「天」で27回だそうです。
 ②消費税 私は個人的には消費税増税に反対ではありません。貧困層・低所得者層対策を十分に行ったうえでの増税であるならばではありますが。社会保障の充実に回っているのはわずかに1%分の2・7兆円だけという報告を読んだことがあります。大企業と高額所得者層の優遇税制での穴埋めに使われてしまうことのないように、ぜひぜひお願いいたします。
 ③自然災害 50年に一度、100年に一度と言われていた大災害がいつでもどこでも発生します。この佐賀県でも大水害が発生し甚大な被害を生じさせました。地球温暖化を真摯に受け止め、その阻止に世界中が協力し合うことが必要です。自国の経済・産業最優先では地球レベルの問題に対処不能です。再生可能エネルギーへの強力な推進が必要です。小泉環境大臣ぜひともよろしくお願いいたします。
 ④桜を見る会 政府の説明は日本の将来を担う子供たちが聞いていてもばかばかしく感じるに違いない情けないものです。真実を語れない官僚の存在が哀れに思えます。こんな日本で良いはずがありません。安倍一強政権は裸の王様でしょうか。
 ⑤首里城焼失 何回となく訪れた素晴らしい首里城が一夜にして消失してしまいました。世界遺産に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として登録されておりました。復元された首里城や城壁は世界遺産に含まれていないそうでありますが、沖縄の最も重要なシンボルが一日でも早く再興できますことを心より願うばかりです。
 ⑥~⑩は紙面の都合にて割愛させていただきます。
 会員の皆さまにとってこの令和2年が幸せな一年であることを願っております。これからも佐賀県保険医協会の運動・活動に対してご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。
                              (会長 藤戸 好典)
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