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わたしたちの主張
令和3年10月15日
新型コロナ感染症収束へ -ワクチンの効果は素晴らしい-
 新型コロナ感染症は、2021年9月末頃より、全国的に発生数が減少しています。コロナ感染症予防の「切り札」ともいわれたワクチンが製造され、接種がすすんだことによるものと思われます。
 新型コロナウイルスはRNAウイルスです。RNAウイルスに対するワクチンは20年近く地道に研究されています。2002年流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)や2012年の中東呼吸器症候群(MERS)などのコロナウイルスに対する免疫療法やがん免疫療法が研究されてきました。
 RNAウイルスが体内に入ると、その遺伝情報によりウイルス蛋白、核酸がつくられ、増殖して、生体の細胞が障害されて、感染が発生する事になります。また、一方、生体ではウイルス蛋白に対する免疫反応でウイルス感染症から生体を守る働きも起こります。RNAワクチンはウイルスの病原性はなく、蛋白質合成の遺伝情報は持ち、免疫反応でウイルス感染症を抑えるワクチンです。このようなRNAワクチン作製の技術が2005年開発されていました。
 この技術を使い、新型コロナウイルスの遺伝情報が明らかにされた2020年2月より、このウイルスに対するRNAワクチンの開発が始められたのでした。
 それから10ヶ月程で、新型コロナウイルスのコロナに位置するスパイク蛋白に対する抗体をつくるワクチンが完成しました。日本では、2021年2月より接種が始まっています。
 このワクチンは重症化、発病および感染の三点ともに阻止効果がみられ、変異株にも有効とされています。新型コロナ感染症収束への対策は、今後もワクチン接種をすすめる事と思われます。
 ウイルスのワクチンについては、2021年10月1日、子宮頸癌の原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐHPVワクチンの「積極的勧奨」が再開される方針と厚労省から発表されました。このワクチンの安全性と有効性が再確認されたためと思われます。
 この文章はインターネット上の信頼できると思われる情報と書籍では、講談社現代新書『新型コロナワクチン 本当の「真実」』(二〇二一年八月二十日第一刷発行、著書:宮坂昌之)を参照しました。
 この著者の宮坂昌之先生は「ワクチン接種がすすめられており、2021年後半にはその成果がはっきりと見えてくるはず」といわれています。10月中旬は、新型コロナ感染症は重症者数および発病者数ともに減少しており、収束するのも間近と思われます。
(新太郎)
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