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わたしたちの主張
平成23年3月15日

佐賀維新の会そして
 日本維新連合…でも

 佐賀県選出の衆議院議員、原口一博氏が佐賀維新の会、そして日本維新連合の構想を発表した。
 彼と私は佐賀西高の同級生であり、当時より生徒会長を務め、そのリーダーシップには敬服すべき点があり、何よりも特筆すべき点は将来、政治家になる事を明言していたところである。彼は東大に進み、松下政経塾、県会議員、衆議院議員と多少の紆余曲折はあったものの初志貫徹を果たした。地盤、看板、鞄いわゆる三バンのない彼がここまで登りつめるのには相当な苦労と努力があったと推察される。その間、当院の駐車場には医師会の被推薦者ではない彼の看板をかかげ、私もいろいろなバッシングを受けた。しかし彼の清潔な政治姿勢と政治改革の意気込みにかけ応援し続けたのである。
 そして先の政権交代、民主党政権の誕生…大いに期待したものだが、この体たらくである。彼も総務大臣の椅子に座り、一時はその手腕を大いに発揮しそうであったが、片山氏にとって代わられた。その彼が佐賀維新の会、そして日本維新連合を創るという。「原口ついに立ち上がったか!」私は大いに期待し色めきたった。しかしその準備会合に集まったメンバー五十八名の名簿をみてビックリ…山岡賢次氏、松木謙公氏、川内博史氏…いつもの人達で民主党議員が多数を占めていた。国民にとっては先の衆議院選挙の政権交代が日本維新であったはずで、二度は騙されないというのが正直な感想ではなかろうか…政治そっちのけで党内抗争を繰り返している民主党内で、日本維新連合という錦の御旗を立てても、議員は付いてきたとしても国民は付いてこない。国民の生活第一の約束を本当に守るなら、現在の政治状況からなら与野党連立の本当の日本維新連合なる救国内閣を創り、予算、予算関連法案、安全保障、消費税の問題をそれこそ熟議し、方向性を定め、国民に示してもらいたい。それが政治ではなかろうか。
 先日、私も参加させてもらっている原口一博ソーシャルネットワークサービスで彼に私の思いをぶつけてみた。超多忙であるはずなのに彼から意見を賜り、とにかく「出来ない病」に囚われている日本を強くするために頑張るとの事であった。彼を信じたい。
(副会長 佐藤 直人)

 

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